休みを楽しんでいる人や、ゆったりと過ごしている人の姿を見たときに、自分の時間との違いに、ふと気持ちが揺れることもあると思います。

他人の時間の過ごし方を見て「いいなあ」と感じてしまうこともあるかもしれません。

ですが、そう感じてしまうのは、きっと自然なことです。

人はどうしても、他人と比べてしまう生き物だからです。

ただ、よく考えてみると、どれだけ他人の時間が魅力的に見えたとしても、その人になることはできません。

その人の時間はその人のものであり、自分の時間は、自分のものです。

そう考えると、他人と比べることよりも、「自分の時間をどう感じるか」のほうが、ずっと大切なのではないかと思います。

たとえば、移動中に音楽を聴く時間。

誰にも邪魔されずに、ひとりで考えることができる時間。

何気ないひとときであっても、それは自分にしかない、大切な時間の使い方かもしれません。

そして、その時間は、他の誰かから見れば、「いいな」と感じられるものでもあるはずです。

だからこそ、他人の時間の良さに目を向けるよりも、自分の時間の中にある価値に、少しずつ気づいていくこと。

同じ時間であっても、どのように感じるかによって、その豊かさは大きく変わります。

自分の時間を、自分で肯定できるようになると、他人と比べる気持ちは、自然とやわらいでいきます。

時間そのものを変えることはできませんが、時間の感じ方は、自分で整えていくことができます。

その小さな積み重ねが、日々の暮らしを、少しずつ豊かにしてくれるのだと思います。